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地域支援活動ブログ記事一覧

JOCSバングラデシュ派遣                             岩本直美ワーカー帰国報告会のご報告

 2月19日(日)午後2時~午後3時30分、足利市民会館101号室において、足利JOCS主催の岩本直美ワーカー帰国報告会が28名の参加者を迎えて行われました。岩本ワーカーには、昨年12月10日に行われた第31回市民クリスマスにて素敵な「クリスマスメッセージ」を頂いております。  看護師として2008年5月より3年半に渡りバングラデシュで活動してきた事柄を、現地の様子をプロジェクターでスクリーンに映しながらお話していただきました。バングラデシュでの「ラルシュ共同体」のこと、知的ハンディを持つ人たちとの交流のこと、東日本大震災を我がことのように心配してくれた人たちのこと、などなど色々な話を伺いました。心の温まる時間となりました。

新しい年を迎えて

 新年を迎え、この年が心機一転して足利YMCAの新たな歩みができるよう願うものであります。  昨年は東日本大震災(地震、津波、福島第一原発事故)によって死者・行方不明者約2万人を数え、被災された方々の一日でも早い復旧復興を願う祈りの輪を拡げて行きたいと思います。  また、わが国では3万人余りの自殺者が13年続いており大きな社会問題となっております。  足利YMCAは創立31年目を迎え、これまで継続してきた活動を続けるだけに留まらず、次のYMCA活動の原点に立って歩みたいと思います。   ①自分のいのちとみんなのいのちを大切にすること。   ②家族、地域のひとりとして責任があること。   ③世界と地球を見つめ、考え、行動すること。   ④ボランティア精神とリーダーシップを身につけること。   ⑤健やかな心とからだを育むこと。   2012年1月   足利YMCAブランチ委員長  小沼 新作

『魂に響く!ジャズ&ゴスペル クリスマスコンサート』      第31回市民クリスマスの報告

 12月10日(土)、足利市民プラザ小ホールにて行われた第31回市民クリスマスは、200名余りの入場者を迎えて盛大に行うことが出来ました。 今年は『魂に響くジャズ&ゴスペルクリスマス』と題し、「マナ&イリエ・グレイス・ユニット」をお招きしてクリスマスコンサートを開催しました。第20回(2000年)と第24回(2004年)の市民クリスマスにお招きし、今回が3回目の出演となりました。  午後7時に小沼ブランチ委員長の「主催者あいさつ」でスタート。  オープニングは、足利市を中心に活動しているハンドベルグループ「アルファ・リリー」による演奏「ハンドベルの響き」を行いました。照明が落ち暗くなった会場をキャンドルに模したペンライトを手に厳かに行進してステージに上がりました。演奏はハンドベルの透通った音色に魅せられました。クリスマスを迎える喜びを感じさせるひと時となりました。  クリスマスメッセージは、JOCSの岩本直美ワーカーからバングラディシュに派遣されていた時の様子などを交え、クリスマスの大切さを伝えていただきました。  メインコンサートであるマナ&イリエ・グレイス・ユニットによる「ジャズ&ゴスペルのクリスマスコンサート」は、マナさんの迫力ある歌声とピアノ・ベース・ドラムの奏でるリズムにより、まさに魂に響くコンサートとなりました。途中マナさんが指導しているゴスペルグループがコーラスとして加わり、力強いハーモニーを聞かせてくれました。また入場者にもコーラスに参加していただいた「アーメン」ソングでは、会場が一体となったハーモニーに包まれました。皆さんとてもコーラスを楽しんでいました。  最後まで楽しく心に響くクリスマスコンサートになりました。お支え下さった多くの方々に感謝申し上げます。

足利YMCA創立30周年記念式

 東日本大震災の余震が続いている中で、1981年5月9日足利YMCAが発足した当時に思いを寄せながら100名を超える参加者をお迎えして盛会に行うことができました。  去る6月12日(日)午後2:00~4:30足利市民会館別館において第1部記念礼拝・記念式、第2部記念講演、第3部祝会の3部構成で行われました。記念礼拝は羽山弘一さんの司会により宮内常喜足利教会牧師の奨励、小沼新作足利ブランチ委員長の式辞、井口延初代とちぎYMCA総主事の祝辞と続き、足利YMCA会館として利用させていただいた橋本進・佳子ご夫妻へ感謝状と記念品贈呈、麻野弘郎初代足利ブランチ委員長へ記念品が贈呈されました。  第2部に移る幕間に、アルファーリリーの皆さまによるハンドベル演奏があり、場の雰囲気を和ませていただきました。  第2部は大村洋永足利YMCA初代主事が「地域福祉の形成とYMCAの役割~今こそ、知縁と結縁の“絆”を築くはたらきを!~」の演題のもとに足利YMCAのゼロから出発して在任中取り組んだ数々のプログラムを語られました。主なるプログラムを列記しますと、日曜早起きサイクリング、ファミリー・クリスマス、中学生・高校生のためのボランティアスクール、コーヒーサロン、高校生グループ「向日葵」、早天祈祷会。また、市民講演会として設立記念講演―‘81年6月6日「地球福祉の 形成とYMCAの役割」阿部志郎氏横須賀キリスト教社会館館長、市民連続講座「健康なまち・健康な暮らしを築くために」‘81年7月「新しい健康づくり」波田野義郎氏(東京学芸大学教授)、「現代社会の病理と心の健康」、平山正実氏(自治医科大学講師)、「わかち合う社会の形成」、副田義也氏(筑波大学教授)等。また、行政、社協等他団体と協力して多彩なプログラムを展開されました。その主なものを列挙しますと、中高生伊豆大島天然海塩づくりワークキャンプ(‘81年8月)、自閉症児と母親のキャンプ(’81年8月)、教会学校・赤城ちびっこキャンプ(‘81年8月)、「三浦雄一郎講演と映画の夕べ」(’81年11月)、足利市制60周年記念・尊氏まつり「足利進悟氏歓迎レセプションと文化講演会」、足利・鎌倉姉妹都市締結を記念して「鎌倉障害者、ボランティア鎌倉スタディーツアー」(‘82年11月)等であります。一つ一つのプログラムについての思い出を述べられ感銘深い講演会でした。 そして、知縁(コミュニティー)と結縁(アソシエーション)のヒューマン・ブレンド(ネットワーク)の推進こそが足利YMCAの事業活動の原点であることを強調されました。  第3部の祝会は船津祥とちぎYMCA理事長の祝辞と乾杯の発声で始まり、昔の仲間も大勢参加されて楽しい一時でした。午後4時30分、YMCAの歌を合唱して記念式の全てを終えることが出来ました。                                                               足利YMCAブランチ委員会   小沼 新作 委員長  

絵本の読み聞かせサークル「いちご文庫」震災復興支援プログラム みんなの手形で作る「巨大こいのぼりで元気を!」の報告

日 時:4月24日(日)午前10時30分~正午 場 所:足利市の名草セミナーハウス(福島県から一時避難者が滞在している施設) 参加者:足利市内親子12家族33人、いちご文庫ボランティアスタッフ2人     その他のボランティア2人、セミナーハウス滞在者15人 内 容:みんなの手形による巨大こいのぼり作り     (1つはセミナーハウス、2つは仙台YMCAを通じて野蒜小学校へ)  「もうすぐこどもの日。お子さんたちの健やかな成長を願って、そして地震・津波・原発事故で避難されたみなさんに少しでも夢と希望を・・・・」、そんな願いを込めて今回のいちご文庫は開催されました。巨大こいのぼり作りでは、最初はスタッフが子ども達の手のひらに塗ってあげた絵の具も、そのうち参加者のお父さんが子どもの手に塗ってあげたり、バケツの水を入れ替えたり、自主的に動いてくれました。子ども達が一段落すると、今度はお父さんやお母さんが手形を押し、また押した手形の中に顔を描いたりと、「家ではできないよね」と言いながら親子で楽しく作業を行いました。最後には、足利の方が被災した家族の方と雑談をしながら支援の相談をしたりしていました。  このプログラムを通して、「親子の絆」「初めて会った方たちと築いていく絆」を感じ、満足してくれたと思います。そして夢・希望・勇気を与えることができたと思います。  被災された方々が一日でも早く平穏な暮らしに戻れますようお祈り申し上げます。  いちご文庫 小手森 起子  ※いちご文庫は未就園児のお子さんとおかあさんのための絵本の読み聞かせサークルです。月1回、絵本・紙芝居の読み聞かせ・季節の遊び・簡単な工作などを行っています。足利YMCAと交流のあるグループで、以前はYMCA内に事務局を設置していました。