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米国東海岸キャンプミーティングの報告(11月26日~28日)
宇都宮YMCAでは、毎年夏に1ヶ月間ベケット・チムニーコーナーズYMCA(米国マサチューセッツ州)よりICEP(インターナショナル・キャンパーズ・エクスチェインジ・プログラム高校生対象)を受け入れています。今回、ベケット・チムニーコーナーズYMCAより、キャンプミーティングにゲストとして招待され、ICEP担当の犬童が参加してきました。
過去2003年から震災があった2011年を除き、計9回におよび、宇都宮YMCAでICEPを受け入れてきましたが、宇都宮YMCAでの受け入れ態勢とプログラムの内容やホームステイが、ICEPを受け入れている6カ国の中で非常に良いと評価されての招待となりました。
東海岸のキャンプ施設関係者が60人ほど参加して、これからのキャンプ場のあり方やリーダー育成についてプレゼンテーションとディスカッションが行われました。主に、キャビンやロッジの増築とその費用の捻出についてベケットチムニーコーナーズYMCAからプレゼンテーションがあり、キャンプに参加している子ども達をいかに将来リーダーとして責任ある立場に着く青少年に育てていくかという課題についてグループディスカッションを行い、一人一人意見があり、白熱した討論会でした。
米国のキャンプ場がそうであるように、ベケット・チムニーコーナーズYMCAは、日本でいう町一つがキャンプ場の大きさです、ベケット(男子キャンプ場)とチムニーコーナーズ(女子キャンプ場)の行き来には、車で移動しなければならない距離があります。そして、それぞれに大きな湖があります。夏には、子ども達がその湖で、カヌーや、水泳などのウォータースポーツを楽しむことが出来ます。売店では、女子用にセパレートの水着(上だけ)があり、夏にキャンプに参加する女子は、その水着を着用することになっているそうです。
夏には、各キャンプ場に270人以上の子ども達が1ヶ月間キャンプに参加します。そのために、職員を臨時で夏のみ、それぞれに250人ほど雇用します。また、ダイニングホール(写真参照)が各キャンプ場にあり、500人が一度に食事をすることが出来ます。参加者用キャビンの他、臨時職員用の大きなキャビンもあります。
他にも、毎日のようにニューヨークや近辺の町にある小学校から、スクールバスでデイスクールに来ています。町に住んでいる子ども達は自然の中で遊ぶことや学ぶことが出来ます。近くの川にはビーバーの巣があり、そういった自然観察も一つの楽しみになっています。
27日の夕食後、東日本震災後、とちぎYMCAの支援活動をスライドショーにてプレゼンテーションしました。その中で、2012年度ICEPが宮城県山元町で行ったボランティア活動も紹介しました。プレゼンテーション後、ベケット・チムニーコーナーズYMCAのディレクター、ジム・ブラウン氏がとちぎYMCAとのパートナーシップについて話し、CEOのフィリップ・コナー氏が、今年2月にとちぎYMCAを訪れた際、非常に温かいおもてなしを受け、このように温情のあるとちぎYMCAはすばらしいということを話されました。
2日間という短い期間でしたが、今年度の問題点などを考慮し、2013年度ICEPに向け、充実した打ち合わせが出来、このような機会を与えられたことに感謝いたします。
語学担当:犬童久美子