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フィリピンスタディーキャンプ2019ご報告

 今年もフィリピンスタディーキャンプがフィリピンのナボタスとタラで行われました。このプログラムは、フィリピンと日本のユースが一緒にフィリピンの抱える課題について学び、自分たちにできることについて考え、行動することを目的としています。
 今年も、日本の参加者7名、ナボタスのユース9名、タラの大学生8名のユース27名で様々な活動を行いました。

まずは『知る』ことからスタートします。グループに分かれて、ナボタスの街を歩き、現地のユースも交えて、見てきた感想などをシェアしました。「ごみがあちこちに落ちていた。。」「橋の下での生活は想像できない。」などといった意見もありましたが、昨年も参加した参加者からは「昨年より、だいぶ道が整備されていたり、ごみの量が減った!」「想像していたよりも明るくて驚いた」などという意見もでました。

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それから、フィリピンのユースにいろいろ意見をもらいながら、この地域の抱える課題について話し合いをしました。見てきてわかる課題や現地の人がすでに感じている課題などをシェアし、自分たちにできることは何があるのか?についてグループディスカッションをしました。

IMG_2975各グループから様々なアイディアが出ましたが、今年はデング熱がフィリピン全土で猛威を振るっているということもあり、デング熱予防を子どもや地域の人に知ってもらう!ということに決まりました。

それからは2日間かけて、子どもたちにもわかりやすく伝えるために、デング熱の予防についての劇やダンスを作りました。衣装やセットづくり、ダンスの練習、劇の練習など、みんなで力を合わせて準備しました。当日は近所の子どもたちにこの劇を見てもらいました。1回限りの上演ですが、現地に住む人々が少しでも気にしてくれるようになればいいなと願わずにはいられませんでした。

IMG_3039 IMG_3027翌日は、このフィリピンキャンプが始まったタラへ移動しました。タラでは、ハンセン病のことについて学んだり、ハンセン病の患者さんのために作られた大学(HRCF)の授業に参加したり、キャンパーのお宅訪問をしたり、たくさんの学びの時を持ちました。
IMG_3108最終日は、このキャンプを通して学んだこと、社会のために、これから自分でできることなどをグループディスカッションをしました。意見を言うことが得意でなかったり、英語が苦手であったり、日本人にとって壁はたくさんありましたが、フィリピンキャンパーのやさしく、明るい性格と、一緒に活動してきたメンバーに思いを伝えたいという日本人の熱い思いが重なり、素晴らしい発表になりました。

IMG_3117このキャンプを通して、フィリピンにかけがえのない友だちができました。
この友だちのいる国がそれぞれが平和で、みんなが安心して暮らせる国でありますようにと、参加者全員が願いました。

IMG_3149大それたことは何一つありませんが、フィリピンと日本の若者が一緒に過ごしたこのかけがえのない時間が未来の平和につながることは確信できました!Salamat po!