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新型コロナウイルス影響下における青少年教育に関わる5団体による共同声明★ボーイスカウト宇都宮第15団様のご協力とインタビュー
2020年6月4日より、
世界的ネットワークを持つ青少年教育に関わる5団体(公益財団法人ガールスカウト日本連盟、公益財団法人ボーイスカウト日本連盟、公益財団法人東京YWCA、公益財団法人日本キャンプ協会、公益財団法人日本YMCA同盟)では、
新型コロナウイルスの影響により、日本国内での青少年の健全な成長のための諸活動が失われている現状を危惧し、以下を共同声明として発表しています。
(日本YMCA同盟より転載:https://www.ymcajapan.org/topics/20200604-2/)
とちぎYMCAでは定例野外活動「とちぎY野外クラブ10月活動」で、
(公財)ボーイスカウト栃木県連盟 ボーイスカウト宇都宮第15団様の野営場をお借りし、「りんごジャムづくり」の活動を行い、子どもたちに自然体験活動を提供することができました。
今回、(公財)ボーイスカウト栃木県連盟 ボーイスカウト宇都宮第15団団委員長である福田 通孝様にインタビューをし、いくつかの質問にお答えいただきました。
以下、
インタビュー内容となります。
1 コロナウィルスが猛威を振るっていますが、子供たちの環境にどのような影響を与えていると感じますか?
新型コロナウィルス感染防止対策で3密を避けるため、3月から6月まではオンライン集会をしておりました。保護者の協力もあり、なんとかスカウトの顔を見られコミュニケーションは取れておりましたが、ボーイスカウトの基本である野外活動が出来ない不満は、子どもたちにとってかなりあったようです。4月の進級の時期からの休隊でしたので、かなりのストレスとなりました。本来、3月の耐寒キャンプ、5月の春キャンプ、6月の入門キャンプ、8月の夏キャンプと計画がありましたが、キャンプでのテント生活が出来ない為全てが中止となりました。学年ごとの進歩制度のため、スカウトの進歩にも遅れが出てきております。9月からの野営場での活動には、野外で活動できる嬉しさと、仲間に直接会える為か出席率もよかったです。しかしまだテントでのキャンプ生活は出来ずデイキャンプのみの為、スカウトには満足とはいい難く、各班長は、班(8名)の信頼構築には、苦労をしているようです。
2 今回、とちぎY野外クラブに場所提供してみて、とちぎY野外クラブに参加している子供たちの様子や
リーダーは、福田さんの目にどう移りましたか?
今回、初めてとちぎY野外クラブの活動を拝見させていただきました。幼児と小学生の子どもたちが、リーダーを中心に生き生きと活動されており、リーダーの指示を素直に聞いて活動している様子は、とても微笑ましく思いました。リーダーも大学生が主力との事で、全員若いリーダーで羨ましかったです。又、什器類等備品もそろっており移動手段も確保されており、参加のクラブ員は幸せだなと思いました。
3 5団体共同声明について、野外教育団体がタッグを組む魅力は何だと思いますか?
世界的なネットワークを持つ青少年教育に関る5団体がタッグを組む事によって、青少年の健全な心身成長には自然体験における様々な関わり合いから培われているという重要性を更に広く呼びかける事が出来ると 感ます。野外体験から生まれる喜び、つながり、発見を経験できる活動は相通じるものと思います。
4 ボーイスカウトの使命、取り組みなど教えてください。
少年たちの旺盛な冒険心や好奇心をキャンプ生活や自然観察、グループでのゲームなどの中で発揮させ、「遊び」を通して少年たちに、自立心や協調性、リーダーシップを身に着けさせようとしたのが、ボーイスカウト運動の始まりです。
小学1年~2年(ビーバースカウト)、小学3年~5年(カブスカウト)、小学6年~中学3年(ボーイスカウト)、高校生(ベンチャースカウト)、18歳~25歳(ローバースカウト)と年代で分けているボーイスカウトですが「そなえよつねに」をモットーに各年代に応じた、教育システムを組んでおります。
その特徴は、
- 青少年の自発活動であること。
- 青少年が、誠実、勇気、自信、および国際愛と人道主義を把握すること、健康を築くこと人生に役立つ技能を体得すること、社会で奉仕できるための人格・健康・技能・奉仕を4本としていること。
- 幼児期から青年期にわたる各年齢層に適応するよう、年齢に応じた部門があり、
それぞれのプログラムが一貫していること。
ボーイスカウトは、子どもたちの自発的な活動を大切にし、「前に踏み出すこと」「考え抜く力」「諦めない心」「チームワーク」など社会で求められる力を育みます。
当団では「子供たちに野外活動を」をテーマに活動場所の確保と、野営場(活動場所)の整備、指導者の養成・スキルアップに力を注いでおります。
5 野外教育・野外活動を通して、現代の子供たちにどんなチカラを付けてほしいですか?
近年、社会環境の変化により屋外で遊ぶ子ども達も少なくなっており、残念に思います。自然の中で活動する楽しさをぜひ知ってほしい、その為の手法、技術を身に着けてほしい、自然の恵みを感じてほしいと思っております。
11月Yキッズ活動報告★キャンドルと 共に輝く 笑顔の輪
今年度5回目のYキッズはオリジナルキャンドル作りを行いました!
子どもたちが集まってくると元気な話し声がそこかしこから聞こえてきました。
作り方をリーダーから教えてもらいキャンドル作り開始!
今回のキャンドル作りではジェルキャンドル、紙コップを使ったキャンドル
型を使ったキャンドルと三種類のキャンドルを作っていきました。
まずは紙コップと型のキャンドルを作っていきました。
ロウソクを折り、鍋に入れ湯煎しロウソクを溶かしていきました。
溶けていくロウソクを見て、「色が無くなっていく~」「水みたいだね」と不思議そうに見ていました。
色付けにはクレヨンを使っていきました。
自分の好きな色を選んで袋に入れて叩いたり、踏んだりして砕いていました。
小学生はスプーンやハサミを上手に使って削っている姿が見られました。
ロウソクが溶けきると、クレヨンが入ったコップに注いでいきました。
固まる前に混ぜると、綺麗に色が付きました。
混ぜる時には友だちのコップを押さえてあげて混ぜやすいようにしていました。
ジェルキャンドルでは
キャンドルに入れたいビーズやスパンコールを楽しそうに選んでいました。
溶けたジェルキャンドルを瓶にいれ、紐をさすとジェルキャンドルの完成!!!
完成したジェルキャンドルを「見てみて!上手に出来たよ!」「キレイだね~」と
嬉しそうに見せてくれました。
三種類のキャンドルを冷やし、お昼を食べに園庭に行きました。
各グループでレジャーシートを敷き、秋晴れの中お弁当を食べました。
午後はみんなでミニ運動会をしました!
4チームに分かれ、しっぽ取りなどで体を動かして楽しみました。
ミニ運動会も終わり、体育館に戻るとキャンドルも固まりオリジナルキャンドルの
完成!!!
火をつけたいキャンドルを選び、リーダーに促された場所に置いて火を灯していくと
「キレイだね~」と火をジッと見つめていました。
全ての火が灯り、順番に子どもたちを呼び3階から体育館を見下ろすと星型の形になっていて「星になっている!」と笑顔で見ていました。
今回の活動では普段は中々出来ない、キャンドル作りや火を間近で見ることを通して
考えながら作ることの楽しさ、キャンドルに灯る火の暖かさ、美しさを感じることが出来たように感じました。
12月・1月のYキッズはお休みになりますが
冬のシーズンプログラムがありますのでご参加お待ちしています。
次回は2月に雪遊びを予定しております。
沢山のご参加、お待ちしております。