野外教育プログラムブログ記事一覧
ウィンタープログラム★Music3Daysの様子
2021年12月26日~28日の3日間でMusic3Daysを行いました。
24名の子どもたちと8名のリーダーが集い、3日間かけてカホンを使って、音楽演奏をしました!
【Music3Days1日目:12月26日】
朝、子どもたちは緊張した様子で宇都宮YMCAに集合してきました。
宇都宮YMCA体育館で朝の会をし、早速カホンづくりを開始しました。横の板と上の板を組み合わせることがむずかしく、ひざを立てておさえてみたり、リーダーに支えてもらったりしながら、トントンと金槌で釘を打っていきました。少しずつ釘を打つリズムが整っていき、初めは仮止めとして弱く叩き、ある程度釘が入ったら強く打ちこんでいくなど自然と強弱をつけて打つことができるようになっていました。
「トントン」という音を聞いた子どもたちの中には、「音楽みたい!」という声をあげる子もいました。また、子どもたちの中には板に丸い穴をあけることにも挑戦した子がいました。リーダーに板がずれないように抑えてもらいながらドリルで穴をあけました。
きれいな立方体ができると、自分の好きな色のテープを辺ごとに貼りつけ、色を塗っていきました。
昼食を食べたあと、早速カホンを叩いていきました。リーダーの考えたゲームに合わせてカホンを叩いていきます。叩くリズムがこの日はそろわずでしたが、オリジナルカホンからスナッピーのシャンシャンという音や叩く場所によって音が違うことを確かめていました。その後、外に出てじゃんけん列車やだるまさんが転んだなどをして、新しい友だちとの出会いを感じていました。
【Music3Days2日目:12月27日】
Music3Days2日目はキャンドルづくりと、衣装づくりを行いました。
キャンドルづくりでは、まずろうそくとクレヨンを金槌で叩き、砕いていきました。一日目に金槌の使い方を覚えたこどもたちは2日目も上手にハンマーを使えていました。
その後、砕いたろうそくとクレヨンをガラス中に移し、熱湯で溶かしていきます。やけどしないように気をつけながら、慎重にろうそくをかき混ぜ、溶かしていきました。小学生の子どもたちは幼稚園の子どもたちに「こうしたほうがいいよ!」「僕が抑えて上げるね!」など優しさを届けていました。
楽しみにしていた昼食の時間になると、協力して机や椅子、アルコールなど準備していました。
午後は3日目の発表会にむけて衣装づくりを行いました。マントをつけた衣装やスパンコールでキラキラと輝く衣装など、自分なりにアレンジをして、作っていました。
【Music3Days3日目:12月28日】
Music3Days最終日は発表会とキャンドルファイヤーを行いました。
最終日にもなるとグル-プの友だちを名前で呼ぶようになっていました。午前中は裏拍、2拍、4拍の3パートに分かれて発表会でカホンを使って演奏する「にじ」の練習とリハーサルをしました。その後、リーダーたちが考えた「どっこいしょゲーム」や、リーダーダービーをおこないました。リーダーダービーでは、「誰リーダーが一番腹筋できるでしょう!?」「飴をなめているのは誰でしょう(名演技を探せ)!?」などリーダーたちの競争に一番は誰か想像しあてるゲームです。3日間、リーダーたちとずっと関わってきた子どもたちは「うちのグループのリーダーが一番だ!」と子ども同士で話していました。
そして、いよいよ発表会。まずは「しあわせなら手を叩こう」「ジングルベル」を演奏し、最後に「にじ」を演奏しました。一生懸命に覚えたリズムを表現することができました。その後、キャンドルファイヤーを行いました。キャンドルファイヤーでは自分たちが作ったキャンドルに火を灯して行いました。子どもたちは火の温かい光に見とれていました。また「さあさ」というレクリエーションでダンスをしたり、曲に合わせて、カホンを叩きながら、3日間を振り返る「みどりのやまかげ」という遊びしたりをしました。
最後に「世界中の子どもたちが」を演奏しながら歌い、解散しました。
2021年Music3Daysは、保護者様のご理解とご協力により無事に終えることができました。
今回のプログラムは「想像すること、創造すること、届けること」をテーマにプログラムを行いました。3日間の活動を通して、子どもたちがたくさんのことを想像し、その想像に向かってチャレンジできるようにプログラムを展開していきましたが、子どもたちは自分のしたいことや目標、完成図を想像してカホンづくりやキャンドルづくり、発表会練習など一つひとつに一生懸命に取り組みました。その過程のなかでいくつも失敗がありました。それでも子どもたちは「なぜ失敗してしまったのか?」とその過程の分析を自然としていました。またその失敗を通して、再び成功を想像し、失敗の分析を「工夫」へと変えていっていました。さらに子どもたち同士で今回は音を共有し、一つひとつ音楽を創造していきました。子どもたちは様々な人との出会いや体験を通して自分自身の心の幅を広げていっているように感じます。
至らない点がたくさんある中で、ご理解いただき大切なお子様を預けていただきありがとうございます。
これからもYMCAは青少年育成団体として、YMCAが持つグループワークのノウハウを活かしながら、子どもたちにとってより良い体験の場を提供できるように精進してまいります。今後ともご理解とご協力をお願い申し上げます。
最後になりましたが、Music3Daysのご参加、誠にありがとうございました。
ワンデイスキー①★ウインタープログラム報告
12月28日(火)
日帰りスキープログラム「ワンデイスキー①」をエーデルワイススキーリゾートで実施しました。
例年と比べて降雪量が多い今シーズン、ふかふかの新雪が子どもたちを出迎えてくれます。
準備体操をして体を温めたら、さっそくスキーレッスンがスタート!
ほとんどのお友だちがスキーはじめてを滑るので、スキー板を履けた時の感動も格別!
「歩くときと全然ちがう!」「思うように前に進めないね~」はじめは緊張していた子どもたちでしたが、優しいリーダーが導いてくれるのでだんだんと安定して滑れるようになっていきました。
午前中は、スキー経験があるグループがゲレンデを滑り、はじめてスキーを滑るグループが平坦から少し斜度があるゆるやかな坂で「後ろを大きく開いて止まる」練習をおこないました。
お昼ご飯はカレーライス!心と体を休めながら、おいしく食べました!
午後は、全員がリフトに乗ってゲレンデを滑ることができました!
滑り切った子どもたちは、満点の笑顔でリーダーとハイタッチをし、とても輝いている様子でした。
この一日で子どもたちは多くの「できた!」を経験しました。そして、リーダーや仲間と一緒にみたゲレンデの雪景色は思い出に残ることでしょう。
次回のワンデイスキー、そしてスキーキャンプでまた会いましょう!!!