野外教育プログラムブログ記事一覧
とちぎY野外クラブ(幼児)★11月活動の様子
11月25日(土)
とちぎY野外クラブ(幼児)の活動が行われました。
全国的に肌寒い気候となったこの日、山の高台にある那珂川グリーンヒル(那珂川町)は、紅葉が冷たい風でひらひらと舞う一日となりました。
子ども達は、朝から元気いっぱい!
野外炊飯の、肉じゃが づくりに「家で作ったことある!」「包丁も使ったことあるよ!」と自信たっぷりの様子でリーダーに話してくれました。
「おいしい肉じゃがを作るぞ!!エイエイオー!」かけ声とともに、野外炊飯が始まりました!
「冷たいっ!」と水を感じながらも、まずは食器や食材をゆすぎます。
お米とぎは小さい手でぎゅっぎゅっと揉んで、グループのお友だちと水の量を調整していました。
なたを使った薪割りは幼児さんも全員が経験します。大きく力を入れないとなかなか割れない薪「よいしょー、よいしょー!」周りにいるお友だちも自然とかけ声が出てきます。
食材も自分たちで調理します!リーダーと一緒に包丁を持ち、食べやすい大きさににんじん、じゃがいも、たけのこなどの野菜を切っていきます。
その頃、火つけチームのかまどからコウコウと音を立てて薪が燃えてきました!「さあ、あたためよう!」肉じゃがの鍋とごはんの飯ごうをかまどに置いていきます。
モクモクと白い湯気がたち、肉じゃがの甘いにおいが炊飯場中にただよってきました!
キッチンリーダーが作ってくれたニラ玉スープも合わせて、おいしそうなお昼ごはんが完成しました!!
「おいしい!!」「このニンジン僕が切ったんだよ!」子ども達も大満足な様子です。
外は冷たい風が吹いている中でしたが、野外炊飯でつくった食事はみんなの心と体をポカポカと温めてくれました!!!
2023年の野外クラブはこれにて終了!活動を重ねるごとにいろいろな人とコミュニケーションが取れるようになってきました。できることも増えてきています!
次回の活動は2024年1月の凧揚げです!大空に希望と夢をのせた、みんなの凧を広げよう!!!
11月Yキッズ活動報告★ドキドキわくわくシークレット!!~世界一のカレーを作ろう~
11月19日(日)。
2023年度3回目のYキッズを行いました。
11月は野外炊飯!
今年度Yキッズに参加したことがあるメンバーが多かった今回。
久しぶりの友だち、久しぶりのリーダーとの再会。
ただ、「久しぶり」というのはどうにも緊張してしまうもの。
嬉しい気持ちもありながらもどこかよそよそしい姿が見られました。
ただ、そのような様子の子どもたちもバスの中でレクリエーションを楽しむと緊張が打ち解け、グループのメンバーと仲良く話す姿に一変していました。
そしてバスの中では、リーダーから到着すると「プラスワン食材のくじ引き」があることが発表されます。
どんな食材があるのか、だれがくじを引くのかといった会話でも盛り上がりをみせていました。
いよいよお待ちかねの那珂川グリーンヒルに到着。
くじ引きタイムが始まるとこんな声が聞こえました。
「ウインナーが一番当たりだからウインナー引いて!」
「ナスは苦手だから引かないで!」
ただ、ナスが苦手な子が多いグループがナスを引いてしまいました。
「ごめん、ナスだった。」
とくじを代表で引いた子が言います。
「仕方ない。小さくすれば食べられる!」
とそのグループからは励ましの声が聞こえました。
カレーを作るためにはることがたくさん。
薪割り、火付け、調理、お米の準備。
普段なら、お家の方がやってくれる、スイッチ一つでできるといったことでもグループメンバーで力を合わせて行います。
野外炊飯をやったことがある子が、初めての子に教えられるのもグループ活動ならではの体験です。
「なたを持つときは軍手を片方外すよ!」
「包丁はね、危ないから猫の手でやった方がいいよ!」
料理や作ることに興味のある子たちが多く、リーダーが教えてくれたアドバイスを参考に進めていきます。
火を付け始めたあるグループ。
マッチで火を付けましたが、なかなか火を大きくすることができません。
「うちわで扇ぎすぎかな?」
「木が太すぎるんじゃない?」
「もっと燃える葉っぱが必要だよ!」
グループメンバーであっちがいい、こっちがいいと試行錯誤して話している光景も楽しんでいる様子でした。
いよいよカレーが完成。
プラスワン食材が入っていることで、一つとして同じ味のカレーはありません。
苦労を重ねて、グループメンバーやリーダーと作ったカレーは飛び切りの美味しさを感じていました。
「コーンがおいしい!」「チーズがいいんだよ!!」
満足感溢れるカレー作りを行うことができました。
なお、ナスを引いてしまったグループはナスが嫌いなメンバーのことを思い、ナスを細かく切っていました。
それもグループの工夫であり、苦手なものに挑戦できた証ですね。
片付けの時間は、丁寧に使った食器、鍋、飯盒を洗います。
特に年齢の高い小学生が精力的に頑張る姿が光りました。
コロナ禍も収束へと歩みを進めている昨今。
徐々に学校やイベントなどでも「食」にフォーカスを充てるプログラムが復活しつつあります。
人間にとって欠かせない「衣食住」。
その中でも私は、「食」に対する人間の喜びは大きいものであると思っています。
今回のようなプログラムを通して、一つの料理を自分の口に運ぶまでにも経る過程はたくさんあることを少しでも感じたのではないかと思います。
そして同時に、「食」に対する喜びや楽しみを持っていてほしいと感じています。
次回のYキッズは2月25日(日)。今年度最終回です。
「雪あそび」を行う予定です。
冬の季節ならではの「あそび」を子どもたち、リーダーたちと共に堪能したいと思っています。
また次回のYキッズでお会いいたしましょう。
とちぎYMCA 2023年度Yキッズ
担当ディレクター
武田 将吾(かぶき)
とちぎY野外クラブ(小学生)★11月活動の様子
11月18日(土)
秋晴れのもと、さくらんぼ幼稚園に野外クラブの小学生が集まってきました!
今日の活動は「野外炊飯」秋の食材たけのこを使った、肉じゃがと飯盒(はんごう)でご飯を作ります。
バスに乗って那珂川町にある「那珂川グリーンヒル」に向かいます。施設は紅葉がとても綺麗で、気持ちの良い風もふいていました。
「レッツ!じゃがじゃが〜♫」リーダーのかけ声を合図に、プログラムがスタート!
まずは薪割り。ナタを使って、力強く腕を振り下ろします。「こうするともっと簡単に割れるよ!」薪にナタを当てて棒でたたくバトニング法を知っている子どももおり、グループのお友だちに教えてくれる姿もありました。
細く燃えやすい薪を用意したら、いよいよ火起こしに挑戦!
「どうしたら火が燃えやすくなるだろう?」薪の組み方も子ども達が考えます。「空気の通り道を作ると良いよ!」ヒントが見つかったようです。パチパチと音をたてて、薪に火がつきました!
調理も自分達で行います!肉じゃがに必要な、じゃがいもや人参、玉ねぎなどリーダーに見てもらいながら包丁で食べられる大きさに切っていきます。
野菜とお肉を鍋で炒めて、調味料で味を整えます。グツグツという音と美味しそうな匂いがかまど中に広まってきました!飯盒のご飯もふっくらと炊き上がり、お昼ごはんの完成です!
「いただきま〜す!」自分たちで作った食事はやはり特別な様子、屋外で食べる温かい食事はとても美味しかったです!
薪割りや火おこし、調理など難しい工程が多くはじめは不安がある子どももいました。しかし、リーダーや子ども達同士で協力することで全員が挑戦する事ができました。
何より「自分たちが頑張らなければ、食事(お昼ごはん)が食べられない」といった、いつもと違う環境が
普段、あたりまえに食べさせてもらえる食事への感謝や意識になったようです。
今日の活動で2023年の野外クラブ(小学生)がすべて終了しました!
2024年1月は「凧上げ」の活動です。夢と希望をのせて大空へとびだせ!!!