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サマープログラム★さしまチャレンジキャンプの様子

2024年8月27日-28日

 

さしまチャレンジキャンプを行いました。

「とちぎYMCAサマープログラム2024」もこのプログラムをもって最後のプログラムでした。

今夏もプログラムにご参加いただき、誠にありがとうございました。

 

1日目。

YMCAに集合したときの子どもたちは出発を待ち望んでいるかのような雰囲気を感じました。

 

「流しそうめんやるんでしょ!」「キャンプファイヤーってやるの?」

 

と言った声が聞こえました。打ち合わせ会でお話した内容を覚えてくれていた子どもたちもいたようです。

 

1時間半ほどバスに乗って、さしま少年自然の家に向かいます。

バスの中では、リーダー考案のクイズやキャンプテーマソングの「がんがん」を歌いながら楽しみました。

 

11時過ぎようやく現地に到着。

入所式を終えると早速、昼食タイム。

「ウインナー入ってるんだよ!」「見て!デザート!」

お家の方が作ってくれたお弁当を見せてくれる子どもたち。

 

午後の最初のプログラムは水遊び。施設内を流れるさしま川で水遊びを行いました。

「納豆体操」で体を動かしたら、いよいよ入水。

 

川にはおたまじゃくしやザリガニがたくさん。網や虫かごを使って捕まえたり、リーダーとの水かけ合戦に熱中したりする子もいました。

 

水遊びを終えると、次はクラフトを行いました。作成したのは「手形うちわ」。

手形をうちわに型どりして、カラフルな画用紙をちぎって世界に一つしかないオリジナルうちわを作成しました。

 

夕方には、広い敷地を存分に使用したネイチャービンゴを行いました。

施設内には自然や動物、ワクワクするような道がいっぱい。大冒険のようにズンズン進み、探索をしました。

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楽しい時間はあっという間。

夜になり、夕食タイムがやってきます。

 

この夕食、配膳を手伝ってくれたのはまめグループの小学生の女の子たち。

リーダーたちと協力して、全員分の食事を盛りつけました。

 

ハンバーグやコロッケ、スパゲティなど子どもたちの大好きなメニューが目白押し。

口を汚しながら食べる姿も小さい子どもたちだからこその可愛さを感じました。

 

辺りがすっかり暗くなった19時。キャンプファイヤーのスタートです。

しゅうちゃんリーダー、さとっちゃリーダーがエールマスターとなり、キャンプファイヤーを進めていきます。暗がりに光る大きな火。初めてキャンプファイヤーを行う子も多くいたでしょう。非日常的な空間を感じる時間となりました。

 

そして、みんなで入るお風呂タイムも大騒ぎ。友だちやリーダーと入るお風呂もキャンプならでは。賑やかな1日目も終わりを迎えます。

 

ディボーションや1日の振り返りを終えると、就寝の時間。

電気を消すと寂しさが込み上げてきます。

「いつも一緒に寝るパパやママがいない」

このことに気づいてしまうものです。部屋に響くすすり泣きの声。

ただ、この日のお父さんお母さん代わりのリーダーが近くにきて背中をさすってくれると落ち着いて眠りにつきました。

たくさん遊んで遊び疲れた1日目。想像していた以上に就寝が早く、ぐっすり眠る顔がたくさん見られました。

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2日目。

元気よく目覚め、最初のプログラムは朝の集い。

エビカニクス体操で体を動かした後は、さとっちゃリーダーから朝のお話がありました。

さとっちゃリーダーは絵本を読み聞かせしながら、「人にはそれぞれの色がある」という個性の大切さの話をしてくれました。

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2日目の朝食の食事当番はメッシグループの小学生の男の子たち。朝早くから食堂に来て、準備に励んでくれました。

 

朝食後はみんなでDuty(部屋の片づけ)。

布団を畳んで、荷物整理をして、部屋をきれいにしました。「来たときよりもきれいに」を意識して、細かなゴミまで拾うグループまでありました。

 

そして、いよいよ最後のプログラム。みんなが楽しみにしていた流しそうめん作りです。

火を起こすところからグループで頑張らないと、そうめんを食べる工程まで行きつきません。

火起こしをするためには何が必要か。木っ端や葉っぱなどをかき集め、形を作っていきます。

どうやったら火がつくのかグループ同士で話し合うのもまた楽しい時間。

ああでもない、こうでもないと何度もトライしました。

 

無事火を起こし、お湯を沸かし、そうめんが茹で上がりました。

みんなで食器を洗って、いよいよお楽しみの時間!

施設の方が用意してくれた竹をつたって、そうめんが流れてきます。

「とれた!」「おいしい!」といった声がチラホラ。

 

満足そうな表情を浮かべ、なかなかできない体験を楽しんでいました。

 

そうめんを食べ終え、片付けをしたらいよいよさしまを後にする時間が迫ってきました。

寂しさのあまり、帰りたくないと言い出す幼児さんもいました。きっと心に残るキャンプであった証でしょう。

 

 

さしまを後にし、あっという間に宇都宮へ。

帰りの会では、キャンプの思い出を2日間一緒にいたリーダーと語り合い、記念のバッジを受け取りました。

 

 

 

この2日間初めてキャンプに参加した子どもたちも多くいたことと思います。

キャンプに行く前のドキドキ、日中のワクワク、そして寝る前の心細さ。

お父さん、お母さんと離れてお泊まりできた自信。キャンプが終わった後の満足感。

 

今まで体感することがなかった「はじめて」の気持ちに出会えた2日間。

この2日間が子どもたちにとって、リーダーとの関わりを通して新たな成長の場になっていましたら幸いです。

YMCAではキャンププログラムを通して、子どもの成長、チャレンジの場所を作り続けていきたいと思います。

 

この度は、さしまチャレンジキャンプにご参加いただきありがとうございました。

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とちぎYMCAサマープログラム

さしまチャレンジキャンプ

キャンプディレクター  武田 将吾(かぶき)