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Yキッズ11月 活動報告★とっておきの味を求めて!~りんご狩り&ジャム作り~
11月17日(日)
Yキッズ11月活動「とっておきの味を求めて!~りんご狩り&りんごジャム作り~」を行いました。
今年度3回目のYキッズは秋の味覚、りんごを使ったプログラムでした。今回も多くの子どもたちが集まり、活動を行うことができました。
朝の会では、リーダーたちとご対面。はじめましてのリーダー、顔見知りのリーダー、そして同じグループになったお友だちと今日はどこに行くのか、どんなことをするのか話していました。
まず最初の目的地は大草りんご園。りんご園さんからお話を聞き、ご厚意で今日収穫する「ふじりんご」をいただきました。
そして、大きくて、赤くて、傷のないきれいなりんごを探しに行きました。「これが赤いよ!」「こっちの方が大きいよ!」リーダーを引き連れてぐんぐんりんごの木々の間を進んで行きました。
そして1人3個のりんごを獲り終えると、あるゲームが始まりました。それは「グループ対抗!真っ赤できれいなりんごを探そう選手権!」。
グループで獲れるりんごは1個。制限時間内でりんごを見つけ、自分たちで獲ってきたりんごを発表しました。
優勝したのはりーぴリーダーグループ。全員が幼児の女の子のグループが栄冠を掴みました。
収穫したりんごを持って向かった次の目的地は、青少年活動センタートライ東。
グループでお昼休憩をした後、りんごジャム作りに取り掛かりました。まずは、りんごを切る工程から。リーダーと一緒に包丁を使ってりんごを切っていきます。ちょっぴり怖がる子もいれば、「お家でやってる!」と意気揚々と取り組む子など様々です。そして、塩水につけた後は鍋に砂糖とレモン汁と一緒にりんごを入れ、煮ていきます。今回の活動テーマは「金ピカを求めて!」。りんごがジャムになり、金ピカになるようにぐつぐつ煮詰めていきます。
そして並行して、グループで分担を行い、片付けも行います。グループによって年齢層は様々でしたが、リーダーや友だちと一緒かつ家や学校とも違う時間を楽しんでいるように見えました。
さて、20分ほど煮詰めるといよいよジャムの完成です。完成した熱々のジャムの味が気になる子どもたち。自分たちのジャムはおいしくできているのかドキドキです。クラッカーにつけて味見をしました。
結果は、どのグループも大成功。おいしいジャムの完成です。
帰り際、リーダーたちと何につけて食べるか話し合い。パンにつける、クラッカーにつける、ヨーグルトに入れる。そんな声が聞こえました。
さて、みなさんはどんな召し上がり方をしたのでしょう。
グループワークを行いながら、果物を収穫し、料理をする。幼稚園や学校でもなかなかない体験だったのではないでしょうか。いつもとは違う楽しさ、青年ボランティアリーダーとの関わりを通じて、野外体験を味わっていただけたら嬉しい限りです。
次回のYキッズは今年度の最終活動です。
2月2日(日)「電車でお出かけ」@鉄道博物館 です。
また次回の活動でお会いできることを楽しみにしています。
Yキッズ11月活動
プログラムディレクター 武田 将吾(かぶき)
とちぎY野外クラブ★11月活動の様子(小学生)
11月16日(土)
野外クラブ(小学生)11月活動を行いました。
今回の活動は「野外炊飯」。5月に田植えをし、9月に稲刈りを行ったお米を使って炊き込みご飯作りを行いました。
子どもたちはお米の味が気になっている模様。
「今日お米持ってきてないけど、いいのー?」「本当に食べられるの?」
「きっとみんなで収穫したからおいしいはず!」
朝の会やバスの中では、リーダーたちとそんな会話で盛り上がりを見せていました。
バスに揺られ、早速那珂川グリーンヒルに到着。
薪割りでは、リーダーたちとなたを使って薪割り体験。針葉樹をを細かくしていきます。細かくする理由を聞くと、野外炊飯を何度も経験している子どもたちは「細かくした方が火がつきやすいからだよ!」と答えてくれました。リーダーたちから聞いたことをよく覚えている子が多いです。
調理タイムでは、人参、鶏肉、しめじを細かく切り、決められたお米を取りに行き、決められた分量の調味料を測って用意する。
役割を分担し、交換しながら進めていきます。なかなか切り慣れていない鶏肉を切ることに苦戦しているグループが多かったです。
そして、火付けではグループで話し合いをしながら進められるのも野外クラブ、そして今年度も活動を重ねた11月ならではの光景です。リーダーが間に入らなくても、自分たちでマッチに火をつけ、火を大きくしていきます。
なかなか火がつかないグループがありました。どうしてつかないのか考える子どもたち。あえて一歩引いて見ているリーダー。
「置きすぎなんじゃない?」「新聞が足りないのかな?」「空気が入るところがないじゃん!」
毎月顔を合わせることで、生まれてくる関係性。小学生だからこそリーダーが仲に入らなくても話し合いを展開できています。
そして、私がもう一つ素晴らしいと感じたのは、簡単にリーダーに助言を求めなかったこと。「自分たちで解決するんだ!」「自分たちでご飯を作るんだ!」と考えていることを感じたステキな瞬間でした。
火が付き、飯盒を炉にのせると子どもたちが大好きな時間。薪に火が付き、パチパチという音を立てながら、子どもたちは火を眺め、ときには団扇であおいでいました。
30分ほど経過し、グループごとで飯盒を開けるタイミングでは「開封の儀式」と名付け、盛り上がりを見せました。
開けた瞬間に立ち込める湯気。そこの中には自分たちで調理した炊き込みご飯が完成していました。
リーダーが作った豚汁と合わせ、早速「いただきます」。やはりリーダーやグループメンバーと協力して作ったご飯の味は格別でした。満面の笑みがこぼれる子どもたち。
どこのグループもおいしい炊き込みご飯が完成しました。秋の味覚を十分味わえたのではないでしょうか。
今回育て、お腹いっぱい食べたお米は「とちぎの星」。茂木町の農家さんにお世話になり、8か月かけて米作りをしてきました。無農薬、無肥料にもこだわったお米となっています。ご家庭でも是非その味を楽しんでいただきたく思います。
今回で、2学期活動は終了。次は1月11日(土)に星ふる学校くまの木で餅つきプログラムを予定しています。また、2025年に皆様と元気な姿でお会いできることを楽しみにしています。
一足早いですが、今年はありがとうございました。よいお年をお過ごしください。
とちぎY野外クラブ(小学生)
プログラムディレクター 武田 将吾(かぶき)