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スプリングプログラム★磐梯シュプールスキーキャンプの様子
2024年3月25日(月)~27日(水)にかけて2泊3日の磐梯シュプールスキーキャンプを行いました。
今年度の春スキーは福島県の磐梯山まで足を延ばして実施しました。
バスの中ではレクリエーションで盛り上がる中、
「いつもと違う場所なの?」「段々雪が増えてきた!」と様々な声が上がります。
初めてスキーキャンプに挑戦する子どもたちの緊張もバスの中で和らいでいきました。
今回のスキー場、「ネコママウンテン北エリア」に到着すると、すっかり雪が広がるゲレンデに子どもたちは大興奮。
「上までリフトでいけるかな?」「楽しみ!!!」と初めて来たスキー場で早く滑走したいという意欲が溢れ出ていました。
スキーレッスンはレベルに合わせて行います。生活グループのリーダーとは異なるリーダーと一緒に滑走します。
スキー経験がある子はスキーの感覚を思い出し、スキーが初めての子は板をはいた感覚になれ、「ハの字」で停止する技術を習得していきました。
今回の宿泊場所は「国立磐梯青少年交流の家」。
猪苗代町にある大きな施設で夕食をとりました。
ナイトプログラムでは、グループ対抗の「フリスビー王様ドッジ」を行いました。
グループで王様を決めて、掛け声で気合いを入れて対決しました。
喜びあり、涙ありのナイトプログラムでした。
入浴をして、布団を敷いて1日目の活動は終了しました。
2日目の朝の集いでは「温泉体操」を行いました。
降る雨にも負けないようにリーダーの体操を見ながら、体を温めました。
2日目のスキーは暑かった昨日とは打って変わって、気温がマイナスの雨。
スキーを行うにはよいコンディションとは言えませんでしたが、子どもたちはやる気に満ち溢れていました。
「早くスキー行きたい!」「まだー??」
という声が聞こえてきました。
雨中の中ということで休憩をとりながらのスキーレッスンとなりましたが、子どもたちは昨日の自分以上の成果を見せていました。また、自分と一緒に滑るレッスングループリーダーとの関係性も深めていきました。
昼食を食べる頃には、雨が雪に変わっていました。
子どもたちはスキーレッスンの休憩中に降ってくる雪に大喜び。
板を脱いで足を休める時間でも雪玉を作って遊ぶ光景がありました。
午後のレッスンではそれぞれのレベルからワンランク上のコースに挑戦するグループが多くありました。2日間かけて学んできたことを苦労しながらも実践していました。
転びながらもリーダーからのアドバイスを聞いて、楽しく滑走していました。
2日目のナイトプログラムはキャンドルファイヤー。
キャンプならではの炎の美しさが広がっていました。
最終日に子どもたちに聞いたときにはこのキャンドルファイヤーの時間が楽しかったと教えてくれた子が多くいました。
3日目。
いよいよこの日が最終日。
荷物や部屋を片付けながら、いよいよ宿ともお別れです。
楽しかった3日間の部屋に別れを告げ、スキー場に向かいました。
スキー場は3日間の中でこの日が最高のコンディション。
リフトから見る快晴に広がる雪世界は絶景そのものでした。
このキャンプの振り返りの日。リーダーたちと共に滑走することを楽しみながら過ごしていました。
この3日間でみるみるうちに技術が向上し、スキーを好きになる様子が見えました。
スキーレッスンの終わりにはスキーの躍動をねぎらう「シーハイル」を行い、スキーキャンプはこれにて終了。
3日間を通して、友と語らい、友とスキーを楽しんでまいりました。
ときに壁にぶつかることがあっても、隣にいる仲間と乗り越えてまいりました。
リーダーたちが考えた今回のキャンプのテーマである「飛躍(ジャンプ)」。
スキーという体験を通して、いつもの自分より一段上にジャンプできる日になればと思い、プログラムを進めてまいりました。
YMCAのスキーキャンプでは、技術の向上だけでなく、非日常の空間に身を置き自然体験を味わうことや、グループの仲間と協力しながら様々な価値観に触れることも大事にしています。
また、次回のスキーキャンプで皆さんに会えることを楽しみにしております。
とちぎYMCA2023年度スプリングプログラム
磐梯シュプールスキーキャンプ 担当ディレクター
武田 将吾(かぶき)