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とちぎY野外クラブ★5月活動の様子(小学生)
5月18日(土)
2024年度とちぎY野外クラブ(小学生)5月活動を行いました。
今年度初回の活動は天気に恵まれ暑さが心配されるくらいの晴れ模様となりました。
昨年度から参加継続の子どもたちも多い野外クラブ。今年度はどんなグループになるのかドキドキだった方はたくさんいたのかもしれません。
保護者の皆様に加え、子どもたち。そして、リーダーたちもどんな様子の子どもたちなのか、あの子とその子が同じグループでどんな反応が見られるのか、期待と少しばかりの不安を持ち合わせていたことと思います。
朝の集合時に前に立ったぐりリーダーを筆頭に多くのリーダーたちとご対面。
ある子は同じグループになった子たち同士で話したり、久しぶりに再会したリーダーと話し込んだりする姿がありました。
バスの中でお米クイズやリーダーレクリエーションなどを通じて、楽しむとあっという間に茂木町に到着。
今回の活動場所は茂木町の農家さんの棚田をお借りして行います。
朝の集合時から田植えを楽しみにしている子がいる一方、少し不安そうにしている子もいました。
土の感触に苦手意識がある子、カエルや虫が怖い子、外で裸足になりたくない子など様々でした。
バス降車後、自然がいっぱいの道を通り、棚田まで向かいます。到着後、昼食をとると早速、田植えスタート。
農家さんの話を聞きながら、田植えを進めます。
子どもたちは横一列にズラリと並び、苗を2、3本に分けて、植えていきます。
育ったときに穂がぶつからないようにロープと目印を使い、均一に並べていきます。
最初は泥の感触を嫌がったり、足をとられて思うように動けなくなったりする子もいました。
ただ、野外クラブだからこその良さがここで見えてきました。
最初は田んぼに入ることに躊躇していた子も、「同じグループの子が入っているなら!」「リーダーと一緒なら!」という気持ちになり、全員田んぼに入り、田植えを体験することができました。
「家族と来ていたら少し敬遠してしまうことでも、野外クラブにせっかく来たなら周りの友だちやリーダーと頑張ってみる」
そんな経験ができる場を作りたいと思っていましたが、早速子どもたちの輝く場面に出会いました。
田植えに慣れてくると、段々とペースが上がっていきます。さすが小学生と感じる集中力が見えてきました。田植えだけではなく、泥に入る感触も楽しみました。普段だと泥だらけになってしまうとちょっぴりパパやママに怒られてしまうかもしれないけれど、この日は大丈夫!
リーダーに泥を付けてみたり、付けられてみたり、泥の中を走ってみたり、ジャンプしてみたり、アメンボを捕まえてみたり。
この日ならではの体験ができたのではないかと思います。
農家さんとまた秋に稲刈りに来ることを約束して、棚田を離れました。
自分たちで植えた稲がひと夏で成長を遂げ、秋に収穫できることが楽しみです。
野外クラブでは「『体験すること』の先にある成長をみんなで」のテーマのもと、野外クラブだからこそできること、野外クラブというグループ活動だからこそできる成長のサポートをしてまいります。
未熟な上いたらないところもあるかもしれませんが、意欲的かつ発展途上の青少年あちと共にプログラムを展開していきたいと思っておりますので、何卒ご理解いただきたく思います。
今年度1年間よろしくお願いいたします。
次回の活動は6月15日(土)!
「植物と触れ合おう!ハイキング!」でお会いいたしましょう!
2024年度とちぎY野外クラブ(小学生)
担当ディレクター 武田 将吾(かぶき)