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とちぎY野外クラブ★10月キャンプ活動の様子(小学生)
10/26(土)-27(日)
野外クラブ10月活動を行いました。
今回は「山の生活体験キャンプ」。茶臼岳で登山を行い、なす高原自然の家に宿泊しました。今年度野外クラブ5回目の活動で初の宿泊キャンプです。
〈1日目〉
子どもたちも大きい荷物を持ってYMCAにやってきました。今回は宿泊ということもあり、いつもとは一味違った「いってきます!」をしてから、バスに乗り込みました。
2024年度も折り返し地点にきた野外クラブ。バスの中ではリーダーや5月から一緒に活動してきたグループメンバーとの会話は弾んでいるように見えました。
バスに長時間揺られ、ようやく茶臼岳に到着。
麓から中腹を結ぶロープウェイに乗りこむと子どもたちは大興奮。
「早―い!」「少し揺れるね!!」と山から見える景色を楽しんでいました。
中腹に着くと、お昼タイム。山登りに備えます。岩に腰掛け、食べるお弁当は普段とはまた違った自然の雄大さを感じる時間となったことでしょう。
分岐点で小学生が選択した道はハードな登山道。登り続ける中で、手をかけないと登れないハードな道もありました。そんな中3~6人のグループメンバーやリーダーと声を掛け合い、励ましながら進みました。
今回のキャンプで小学生ユニットのリーダーたちは「手を取り合う」をテーマに活動を行いました。茶臼岳というハードな道、目の前の高い壁、そして諦めそうになったとき、寂しくなったとき、グループメンバーと手を取り合ってこのキャンプを過ごしてほしいという想いを込めました。
グループリーダーは日々のリーダー会で自分のグループが名前を呼び合って、会話するにはどう導いた方がよいかということを考えています。今回、大きな山の力も借りながらグループの関係性構築を行い、みんなでそれぞれの目標に挑みました。
山頂まで到達できたグループ、決めた目標までは進んだグループなど到達点は様々でしたが、ロープウェイ乗り場に戻ってきた子どもたちの顔は満足感に満ち溢れていました。
なす高原自然の家でのナイトプログラムでは、キャンプファイヤーを行いました。
キャンプの醍醐味であるキャンプファイヤーにみんな大盛り上がり。
まえうしろ、アブラハムの子、キャンプだホイなどリーダーたちが考えたレクリエーションを子どもたちは体いっぱい使って表現しました。
そして入浴を済ませた後は、部屋に帰って就寝準備。グループで協力しながら布団を敷いて、談笑を楽しみながら眠りにつきました。
〈2日目〉
朝は陽の光が差し込み、元気のよい目覚めでした。
朝のつどいでは、今回はヨガを行いました。ヨガでゆっくり体を動かし、体をのばして1日がスタートしました。
2日目のプログラムは秋の大運動会。各グループ対抗でグループ力を競うプログラムに子どもたちは大熱中!
かぼちゃ運びリレー、段ボールキャタピラ対決、借人競争など全力で体を動かす姿が見られ、新聞紙の島ゲームではテーマ通り手を取り合う姿がたくさん見られました。
そして、リーダー障害物競争ではグループリーダーの名前を全力で叫び、応援する姿がありました。
また紙芝居グランプリでは自分の気持ちを紙一枚に表現し説明する女の子たちの活躍が目立ちました。
多くの人が輝き、脚光を浴びた運動会となりました。
昼食をとった後はあっという間に退所の時間。
このキャンプでリーダーたちはキャンプソングを子どもたちに覚えてもらいたいという目標を立てていました。今回のテーマソング「ねがいごと」に込めた思いを子どもたちに伝え、リーダー、子どもたちが食堂やバスで一体となって歌っていたことが印象的でした。帰りのバスや帰りの会でも元気な歌声が響きわたっていました。
「ねがいごと」にはこんな歌詞があります。
~負けそうなときも 君は一人じゃないよ~
心が折れかけたとき、隣を見れば仲間がいる。グループメンバー、リーダー。
周りを頼っていいんだよ、手を取り合って進んでいこうよ。
という想いが込められています。
日中の活動を共にし、寝食まで共にする。この秋のキャンプが子どもたちにとっての非日常な体験となっていれば嬉しい限りです。
次は11月活動。5月に田植えをし、9月に稲刈りしたお米を使って、野外炊飯を行います。
また次の活動でお待ちしています。
とちぎY野外クラブ小学生ユニット
プログラムディレクター 武田 将吾(かぶき)